キプロスに拠点をかまえて2009年から運営開始したTradersTrust。
業者名にも入っている「Trust」という単語からもわかるように「とにかく信頼して取引してもらうこと」をめざして運営しているブローカーです。
ライセンスや信託保全、日本語サポートや約定環境から判断するに、FXブローカーとしての信頼性・安全性は海外FXの中でTOPクラスと言っても過言ではありません。
しかしオタク三郎から言わせてもらえば、TradersTrustは「信頼できる安全なだけの業者」でした。
ボーナスなしでスプレッド広め、ロスカット水準が高め、と取引条件・口座スペックは少し物足りない感じがします。
管理人は信頼性・安全性よりも口座の取引環境にこだわるタイプなので、TradersTrustで取引していません。
ただ「信頼性・安全性を大一優先にして海外FX業者を探しているトレーダーの方」にとってはTradersTrustほどもってこいのブローカーはないでしょう。
※「信頼できる業者」ということは大前提で、スペックにもこだわりたい人は下記のページも参考にしてください。
管理人が厳選した8つの海外FX業者を紹介しています。
Contents
TradersTrustは日本人トレーダーに「安心」を与えている
TradersTrustに口座を開設する理由があるとするなら、海外FXブローカーに「信頼」と「安全」を求めていることしか考えられません。
「海外業者は怖いから、とにかく安心できるところがいい」
「国内業者の約定・追証のシステムに嫌気がさしている…」
たしかにこの2パターンのトレーダーを納得・安心させる要素がTradersTrustにはありました。
- 完全NDD(STP)方式で約定に安心感がある
- 追証なしゼロカットで大負けする心配がない
- 登録ライセンスが多い
- 200ユーロ(240万円相当)の資金補償アリ
- 平日24時間体制の日本語サポート
完全NDD(STP)方式でクリーンな約定環境
TradersTrustではトレーダーの注文にブローカー側の人間が一切関与しません。
完全NDD方式の下、トレーダーの注文はカバー先LPのベストプライスで約定されるので「価格操作や不利約定・リクオートなし」の安心感があります。
おそらく海外FXブローカーを検討している方は「FX注文方式」にある程度詳しくなっていることでしょう。
DD方式が当たり前の国内トレーダー時代には考えもしなかったであろう注文方式。
「トレーダーが負けたほうがブローカーが儲かる」ようにできているDD方式では、どれだけ不自然にレートや約定が操作されても文句は言えません。
完全NDD方式のTradersTrustならトレーダーが不利な状況で取引することになる心配はないので安心して取引できます。
(関連:NDD方式の海外FXは勝ちやすい?国内FXで勝てないのはOTC(DD)方式が原因だった?!)
追証なしゼロカットで入金額以上負けない
国内FXでは悩みの種の1つだった「入金額以上の大敗」はTradersTrustではありえません。
追証なしのゼロカットシステムを採用しているので、口座がマイナスになっても次に入金する時には「残高0」からスタートできます。
入金額以上の損失は全てTradersTrustがカバーしてくれるというわけです。
初めてのハイレバ取引でも「ゼロカットシステムがあるなら…」ということで大手を振って勝負できます。
(関連:追証なしゼロカットは海外FXだけ!借金地獄に近いのは国内FXだった?!)
ライセンス登録数が多い
海外FXブローカーが登録しているライセンスは、業者の信頼性を測る上で最も重要な要素です。
ライセンスに登録しているということは、経営状態や資金管理についての審査に通っていることの裏返しですからね。
もちろん多くの国のライセンスに登録している方が、より信頼できるブローカ-ということになります。
TradersTrustの11ヶ国でライセンス登録しており、海外FXの中でぶっちぎりNo.1です。
業者名 | ライセンス登録国(認可含む) |
---|---|
11ヶ国 | |
1ヶ国 | |
3ヶ国 | |
1ヶ国 | |
2ヶ国 | |
1ヶ国 |
TradersTrustのライセンスは「数」だけじゃない?!
いくらたくさんのライセンスに登録していても、全部が全部簡単に登録できるような緩いライセンスなら「あってないようなもの」です。
しかしTradersTrustの登録ライセンスの中にはなかなか認可が降りない(※)ことで有名な2つの金融規制機関が名を連ねています。
※具体的に「どれだけ登録が厳しいのか」は定かではありませんが、登録しているブローカーが少ないことを考えると少なくとも簡単に登録できるライセンスではないでしょう。
- FCA(イギリス)
- CySEC(キプロス)
「質」と「数」を両立しているのがTradersTrust登録ライセンスの特徴です。
トレーダーの資金は信託保全で補償される
TradersTrustに預けた資金は、この先何があっても最大で200ユーロ(260万円相当)まで補償してもらえます。FXの運用資金を預けるには十分な補償額ですね。
トレーダーの資金保護を掲げる団体IFC(投資家補償基金)に加盟しているので、口で言ってるだけではないでしょう。
(※上述したキプロスライセンス(CeSEC)に登録しているブローカーにはIFCへの加盟が義務付けられています。)
TradersTrustには「入金した資金は取引で負けない限り戻ってくる」という安心感があります。
平日24時間体制の日本語サポート
TradersTrustの日本語サポートは月曜日から金曜日まで休まずスタンバイしています。
- メール
- ライブチャット
- 電話
- FAX
平日なら4つの方法でいつでも問い合わせることができるので、トラブルや不明点があってもすぐに対応してもらえます。
TradersTrustの取引口座スペックからはあまり魅力を感じない
おそらくTradersTrustメインで取引している方は、口座スペック・取引条件をあまり気にしていないように思われます。
- スプレッドが狭くない
- 強制ロスカット水準が高め
正直にいうと管理人はTradersTrustのMT4口座から惹きつけられるものがありませんでした。
※以前は日本人専用の低スプレッド口座、取引手数料が安いECN口座をリリースしていましたが、現在は利用停止しています。
スタンダード口座のスプレッドは「The 普通」
TradersTrustで口座開設をするとすれば、初回入金が1万円~でOKのスタンダード口座になるでしょう。
他にもプロ口座、プレミアム口座が用意されていますが、どちらもバカ高い初回最低入金額が設定されています。
(※プロ口座:2,000ドル/20万円相当、プレミアム口座:5,000ドル/50万円相当)
資金に余裕があるなら考えてみてもいいと思いますが、実際に口座開設できる人はかなり限られてしまいますね。
TradersTrustスタンダード口座のスプレッドはお世辞にも狭いとは言えません。
他の海外FXブローカーと比べて見るとスプレッドを少し妥協しているのがわかります。
業者名 | ドル円平均 | ユーロドル平均 |
---|---|---|
(ナノスプレッド口座) | 1.0pips | 1.0pips |
(ブレード口座) | 1.2pips | 0.9pips |
(プロフェッショナル口座) | 1.3pips | 1.3pips |
1.8pips | 1.8pips | |
(スタンダード口座) | 2.0pips | 1.8pips |
(スタンダード口座) | 2.0pips | 1.8pips |
めちゃめちゃ広いというわけではありませんが、特に狭いというわけでもありません。
スプレッド重視で海外FX口座をお探しの方はAxioryやTitanFXを見てみてください。
TradersTrustの安全な環境で取引するためには「低スプレッド」は諦めるしかなさそうだな…
ボーナスも一切なし
スプレッドが狭いのに加えてTradersTrastはボーナスキャンペーンを一切実施していません。
「これくらいのスプレッド水準だったら、少しくらい入金ボーナスがもらえてもいいはずなんだけどな…」というのが、今まで何十という海外FX口座を見てきた管理人の所感です。
- ライセンス登録・資金補償の整備
- STP約定環境の整備
TradersTrustはこの2つにお金を使いすぎてるからあ、自社の利益を削ってスプレッドやボーナスで顧客還元する余裕がないんだろうな。
もちろん盤石の信頼性・透明性を誇示するのも1つの企業戦略だと思うけど、もっとバランスいいサービスを提供してほしかったぜ…
最大レバレッジは500倍だが、ロスカット水準が高い
TradersTrustは全口座タイプ共通で証拠金維持率が50%に達した時点でロスカットされてします。
もちろん自動損切りのラインが高くなるのは安心と言えば安心ですが、他の海外FXブローカーよりもハイレバ取引しづらい環境だと言わざるをえません。
ロスカットの証拠金維持率が高いということは、言い換えると「損失が確定するまでが早い」ということですからね。
他の海外FXブローカーはどこもだいたい強制ロスカットの証拠金維持率が20%~30%で設定されています。
業者名 | ロスカット水準 |
---|---|
証拠金維持率50%以下 | |
証拠金維持率20%以下 | |
証拠金維持率0% | |
証拠金維持率20%以下 | |
証拠金維持率30%以下 | |
証拠金維持率20%以下 |
TradersTrustは「安心・安全」のために「取引条件」の代償を払っている
初めての海外ブローカーということで「なによりも安心・安全に取引できるブローカーを選ぶ」というのもれっきとした1つの考え方です。
別に管理人がTradersTrustを使ってないというだけで、これから海外FXを始めようと思っている方の選択肢の1つに食い込んできても全然おかしくありません。
TradersTrustの信頼性・安全性に関しては穴という穴は見当たりませんでした。まさに業者名の「Trust」という言葉を体現しているブローカです。
不安や気がかり一切なしで純粋に海外FXのハイレバ取引がどんなものか試してみたい方は口座を開設してみてもいいと思います。
→TradersTrustの信頼性・安全性が気に入った方はコチラから無料口座開設
ただこれから長く海外FXで取引していくなら「TradersTrustの口座スペックじゃ物足りない」という日がやってくるでしょう。
「もっとスプレッドが狭い業者で取引してみたい」
「ボーナスで証拠金をガッツリ増やして取引してみたい」
何事でも慣れれば慣れるほど、よりいいものを求めてしまうものです。取引条件がいい方が同じ資金力でも大きな利益を狙うことができますからね。
TradersTrust「国内FX→海外FXの橋渡し的な存在」といったところでしょうか。
もちろん海外FX初めての方でも取引条件を重視するなら他の海外FXブローカーを検討した方がいいでしょう。
→【おすすめのFX海外口座8選】取引歴9年の管理人が条件別に”ドンピシャ”で解説!
TradersTrustの詳細情報
会社詳細情報
会社正式名称 | TTCM Traders Trust Capital Markets Limited |
---|---|
本社住所 | 56 Theodorou Potamianou Aprodite Court, 4th Floor, Limassol, 4155 Cyprus P.O.Box 70721 Limassol CY 3802 Cyprus |
事業開始 | 2009年 |
取引口座スペック詳細
最大レバレッジ | 500倍 |
---|---|
初回最低入金額 | 100ドル相当 |
ロスカット水準 | 証拠金維持率50% |
マージンコール | 証拠金維持率80% |
最小取引枚数 | 1,000通貨(0.01lot) |
スプレッド | 平均2.5pips |
取引手数料 | なし |
両建て | 可 |
スキャルピング | 可 |
EA(自動売買) | 可 |
入金方法詳細
入金方法 | 手数料 | 着金スピード |
---|---|---|
クレジットカード(Visa,MasterCard,JCB) | 無料 | 即座 |
海外送金 | 6500円~ | 3~5営業日 |
出金方法詳細
入金方法 | 手数料 | 着金スピード |
---|---|---|
クレジットカード(Visa,MasterCard,JCB) | 無料 | 即座 |
海外送金 | 2000円~ | 3~5営業 |
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