低スプレッドに高速約定、最大レバレッジ500倍で追証なし…
TitanFXは誰がどう見てもハイレバスキャルピング向きの口座だとわかるでしょう。
ただ管理人はTitanFXを海外FXスキャルピング用のメイン口座にしていません。愛用しているのはAxioryのナノスプレッド口座です。
(参考:Axioryの評判が良い理由とは?管理人がアキシオリーを絶賛する6つの根拠。)
しかしこの決断はあくまで管理人の好みの問題です。
管理人が取引していた通貨ペアのスプレッドでAxioryの方が狭かっただけの話で、通貨ペアによってはTitanFXの方が低スプレッドで取引できます。
ちなみに約定力やハイレバ取引しやすい環境かどうかは2ブローカーともほとんど互角でした。
つまりTitanFXはトレーダーによっては最強のスキャルピング用口座になりえるということです。
まだ新興ブローカだということもあり信頼性や出入金など少し荒削りな部分もありますが、ネックな部分を差し引いても口座を開設する価値は大いにあると思います。
Contents
TitanFXvsAxiory!スキャルピング環境で差が出たのはスプレッドだけ!
TitanFXのハイレバスキャルピング環境について、管理人が愛用しているAxioryのナノスプレッド口座と比べながら見ていきたいと思います。
- スプレッド(取引コスト)→通貨ペアによる
- 約定力→ほぼ互角
- ハイレバ取引環境→ほぼ互角
冒頭でも少し触れたように、2つのブローカーで取り立てて差が出たのはスプレッドだけ。
しかも「どちらかのブローカーが圧倒的にスプレッドが優秀」というわけではありませんでした。
通貨ペアによって一進一退の攻防を繰り広げているので、TitanFXをスキャルピング用のメイン口座として運用している人がいてもおかしくありませんし、否定するつもりもありません。
スプレッド(取引コスト)で比較
【ブレード口座】 | 【ナノスプレッド口座】 | |
---|---|---|
取引手数料(往復) | 0.70pips | 0.60pips |
ドル円 | 1.03pips(0.33pips) | 1.00pips |
ユーロ円 | 1.44pips(0.74pips) | 1.30pips |
ポンド円 | 2.15pips(1.45pips) | 2.30pips |
豪ドル円 | 1.82pips(1.12pips) | 1.50pips |
ユーロドル | 0.90pips(0.2pips) | 1.00pips |
ポンドドル | 1.27pips(0.57pips) | 1.50pips |
豪ドル米ドル | 1.22pips(0.52pips) | 1.20pips |
※カッコ内はスプレッドのみの数値です。
7つの主要通貨ペアで比べるとTitanFXブレード口座の3勝4敗。
たしかに円が絡む通貨ペアではAxioryナノスプレッド口座が優秀ですが、ユーロドルやポンド絡みの通貨ペアではTitanFXが巻き返しています。
取引する通貨ペアによってはTitanFXの方が取引コストを安く抑えることができますね。
管理人はドル円やユーロ円でスキャルピングしているのでAxioryを選びましたが、ユーロドルやポンド絡みの通貨ペアメインで取引している方はTitanFXブレード口座の方がオトクです。
ちなみにユーロドルとポンドドルの平均スプレッドは、全23の海外FX口座の中でNo.1でした。
(参考:海外FXスプレッドランキング!全23口座の頂点が決す瞬間を目撃せよ)
ポンド絡みの通貨ペアはドル円やユーロ円と比べて値動きの瞬発力があるのが特徴。
(ポンド円の1分足チャート)
チャートを見ればわかると思うが、1分間で15pipsもチャートが上下することもある。まさに巷で言われている「殺人通貨」というあだ名がピッタリだな。
もちろん「逆行→ロスカット」のリスクも高くなるが、スキャルピングといえども一発で大きな利幅を抜くことができるロマンを秘めている。
管理人はポンド円スキャルピングの「サブ」口座として、たまにTitanFXのブレード口座にお世話になっている。
約定力で比較
(※あくまで管理人が取引してみた所感での比較になってしまいますが、ご了承ください。)
約定力に関してはスピード・安定性ともにどちらも同じくらい優秀だと思っていただいて構いません。
管理人が実際に取引してみた感じでは、注文・決済のボタンをクリックした瞬間に約定するくらいのサクサクぶり。
もし違いがあるとしても、人間の体・感覚では差がわからないくらいのレベルだと思います。
ちなみに両ブローカーが公式ページで公表している「オーダー執行率(トレーダーの注文が成立する確率)」は以下の通りです。
- TitanFX:99.97%
- Axiory:99.91%
若干TitanFXの方が優秀な数値を叩き出していますが、0.06%の差程度なのでそこまで取り立てて「TitanFXの方がいい!」と主張するつもりもありません。
ただどちらにせよ、TitanFXがAxioryに負けず劣らずの約定力を誇っているのは確かです。
ハイレバ取引環境で比較
最大レバレッジ | 500倍 | 400倍 |
---|---|---|
ロスカット水準 | 証拠金維持率20%以下 | 証拠金維持率20%以下 |
追証 | なし(ゼロカット) | なし(ゼロカット) |
- 証拠金維持率が20%になるまでポジションを持てる
- 追証なしゼロカットだから絶対に入金額以上負けない
というのはどちらのブローカーも同じです。
(関連:追証なしゼロカットは海外FXだけ!借金地獄に近いのは国内FXだった?!)
強いて言うならTitanFXの方がレバレッジが高いくらいですが、レバレッジ400倍も500倍もそこまで取引に差は出ません。
例えどちらも「同じ入金額、フルレバ」でエントリーしたとしてもMAXのポジションが1.25倍変わるくらいですからね。
その分ロスカットまで近くなるのでどっちもどっちです。
どっちでも大勢に影響はないので「TitanFXがハイレバ取引しにくいから…」という理由で落選したわけではありません。
ちなみにあくまで「最大レバレッジ」なだけであって、TitanFXでもレバレッジ400倍で取引できます。
TitanFXに不安材料はないのか?徹底的に探ってみた
TitanFXがAxioryと刺し違えるほどのスキャルピング向き口座ということはわかっていただけたかと思います。
ただ「もしかしてTitanFXには取引環境以外にネックなところがあったんじゃないの??」と思っている方もいらっしゃるかもしれません。
例えば「日本語対応していない!」とかだったら、それだけで口座を開設しない理由になってしまいますからね。
結論からいうとイマイチな部分は少し見受けられるものの、そこまで足を引っ張るようなデメリットはないように感じました。
- 日本語サポート→問題なし、むしろいい
- 口座開設までの手続き・スピード→問題なし、むしろ早い
- 取引可能商品→問題なし、むしろ品揃え豊富
- 出入金→出金が少し不便
- 安全性・信頼性→少し不安
- ボーナス対応→対応してないが、海外FXでは低スプレッド口座のボーナス付与は基本ナシ
すべてが完ぺきだとは言えませんが、ちょっとネックな部分でも全然目をつぶれるレベルです。
日本語サポートはかなり優秀
TitanFXからは日本人向けサポートにかなり力をいれているような印象を受けました。
- 電話
- FAX
- メール
- ライブチャット
4つの方法で問い合わせOKで、サポートデスクは平日(月~金)24時間体制でスタンバイしています。
言葉の壁を気にすることなくコミュニケーションがとれるので、何かわからないことやトラブルがあったら気軽に問い合わせてみてください。
海外FX経験がある方はPepperStoneというブローカーをご存知のことだろう。
低スプレッドと高速約定で一世を風靡していたが、突如日本人向けサービスを停止したブローカーだ。
実はPepperStoneが日本市場から撤退した後、日本人向けサポートデスクのスタッフがTitanFXに移ったという噂がある。
もしかしたらこの噂が本当でTitanFXの手厚い日本語サポートを支えているのかもしれないな。
口座開設スピードは優秀!書類提出なしでクイック口座開設OK
TitanFXでは新規口座開設時に免許証や住所証明書などの書類を提出しなくてOK。
サポートの書類認証が完了するまで待たなくていいので、最短で即日取引を始めることもできます。
取引開始までには書類提出が必要ないが、書類認証が終わってない口座からは資金を引き出すことができないぞー。
取引を始めた後、タイミングを見て書類を提出しておけば出金申請もスムーズだ。
通貨ペアで57種類、貴金属や株価指数も取引可能
TitanFXは取引可能な商品が多いのも魅力。
- 通貨ペア
→タイバーツや北欧通貨などのマイナー通貨ペア含む57種類 - 貴金属
→金銀はもちろん、パラジウムも含む6種類 - 資源CFD
→原油を含む3種類 - 株価指数(インデックス)
→日経225を含む9種類
上記全ての商品を同一口座で取引できます。
(国内業者のように、取引商品毎に口座を作る必要はありません)
豊富な商品バリエーションを活かして、自分なりのポートフォリオを組んでポジション計画を立ててみてください。
入金は問題なし、出金は手数料がネック
入金については特に問題ありません。
クレジットカードからの入金に対応しているのはもちろん、クレジットカードで入金できない人ように三井住友銀行に入金用口座を用意しています。
どちらの方法でも手続きから1時間以内に入金額が口座に反映されるので、入金から取引までのスピード感も申し分ありません。
出金はTitanFXに手数料を取られてしまうのが少しネック。
- 国内銀行経由で出金→出金額の1%
- 海外銀行経由で出金→一律20豪ドル(約1700円)
でも「手数料をとられる」ということさえ知っていれば、簡単に対処できますよね。出金手数料を抑えたいのなら、小分けにせずにまとめて出金したらいいだけの話です。
※2019年12月2日追記
ビットコインに続き、電子決済サービスのbitwalletにも対応しました。
bitwalletはNetellerやSkrillやと同様に、インターネット上で海外FX口座とお金のやり取りができるサービスです。
特に出金面で見どころ満載。銀行送金と比べると着金するまでの手数料を4,000円以上おさえられます。(銀行着金まで840円しかかからない)
- クレジットカード・ビットコインで入金した場合→利益分
- 国内銀行送金で入金した場合→全額
の出金に対応しているので、bitwalletのアカウントさえ作っておけばTitanFXの出金で困ることはありません。
※2019年12月17日追記
2019年12月には、「STICPAY」にも対応しました。
STICPAYはbitwalletと同様の決済サービス。
bitwalletのように即座にTitanFXに入出金でき、業者間の送金手数料は無料です。
一方で、
- 出金手数料が(出金額の2.5%+600円)と高い
- 国内銀行送金での入金に対応していない
といった部分で使いにくい部分も多くあります。
特にメリットがないので、bitwalletを選ぶのがおすすめです。
※現在TitanFXはビットコイン経由での出入金に対応していません。
信頼性・安全性はそこまで高いわけではない
- 登録ライセンスがマイナー
- 信託保全なし
- 運営開始から日が浅い
- トレーダーの資金管理先が大手銀行
FXブローカーとしての信頼性・安全性は不安な要素の方が多いのが本当のところ。
登録しているのはお金さえ払えば楽々審査に通るバヌアツ共和国のVFSC金融ライセンスだけで、トレーダー資金の補償(信託保全)に関しても明記されていません。
かと言って今までの実績も積み重ねてきているわけでもなく、まだ今年で運営開始から5年目です。
唯一のよりどころになっているのが、オーストラリアの大手銀行(NAB)にトレーダー資金を預けていることくらいでしょうか。
NABは日本で言うところのみずほ銀行や三菱東京UFJ銀行くらいだと考えてください。
少なくとも「TitanFXが自社の赤字をトレーダー資金でカバーする」ということはありません。
公式ホームページでも資金流用はないと断言しています。
TitanFXの経営状況は上昇気流に乗っていると考えられるぞ!
その根拠となるの追証なしのゼロカットシステムの導入。ゼロカットが導入されたのは最近の2015年になってから。
トレーダーに追証を求めないということは、トレーダーの損失をTitanFXが補ってくれるということ。
会社が儲かってきたからこそ、ゼロカットシステムが導入されたんだろうな。
信託保全がないのは少し不安だけど、急に倒産してしまうことはないと思うぞ!
入金ボーナスには対応していない
TitanFXではボーナスキャンペーンを一切開催していません。
入金ボーナスで証拠金を増やせないので、完全に自己資金のみを駆使しての取引を強いられます。
ただTitanFXに限らず、低スプレッドと高速約定に定評があるNDD方式採用の海外FX業者はボーナスを提供していないのが基本。
スプレッド削減と取引環境の整備に多額のコストを費やしているので、ボーナスにお金を回す余力がないんですよね。。。
(上述したAxioryをはじめ、myfxmarketsなどの低スプレッド業者にはボーナスキャンペーンがありません)
逆にボーナスがもらえるところはスプレッドが広かったり、DD方式を採用していたりと取引環境が劣化してしまいます。
ボーナスがないからといって、TitanFXでの口座開設を避ける理由にはならないでしょう。
TitanFXに対するオタク三郎の総評
惜しくも管理人のメイン口座選抜には外れてしまいましたが、トレーダーによってはTitanFXのブレード口座はスキャルピングメイン口座抜擢に値する口座です。
特にユーロドルやポンドドルで取引している方は口座を作っておいて損はないと思います。
何を隠そう2つの通貨ペアのスプレッドは全23海外口座の中で随一の狭さです。
出金面やライセンス、信託保全に少し不安が残っていますが、スキャルピングに特化した取引環境をなかったことにするくらい足を引っ張るデメリットではありません。
どうかオタク三郎の分までTitanFXブレード口座で存分にスキャルピングしていただけたらと思います。
TitanFXの詳細情報
会社詳細情報
会社正式名称 | Titan FX Limited |
---|---|
本社住所 | 41 Shortland Street Auckland 1010 New Zealand |
ライセンス | NZFSP (New Zealand Financial Service Providers Register) No.FSP388647 |
事業開始 | 2014年 |
ブレード口座スペック詳細
注文方式 | ECN方式 |
---|---|
最大レバレッジ | 500倍 |
追証 | なし(ゼロカット) |
ロスカット水準 | 証拠金維持率20%以下 |
マージンコール | 証拠金維持率90%以下 |
最小取引枚数 | 1,000通貨(0.01lot) |
平均スプレッド | ドル円0.33pips、ユーロドル0.20pips |
取引手数料 | 7ドル/lot(0.7pips) |
両建て | 可能 |
スタンダード口座スペック詳細
注文方式 | STP方式 |
---|---|
最大レバレッジ | 500倍 |
追証 | なし(ゼロカット) |
ロスカット水準 | 証拠金維持率20%以下 |
マージンコール | 証拠金維持率90%以下 |
最小取引枚数 | 1,000通貨(0.01lot) |
平均スプレッド | ドル円1.33pips、ユーロドル1.20pips |
取引手数料 | なし |
両建て | 可能 |
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