石橋を叩いて渡る。
この言葉は慎重すぎる人に対して皮肉を込めて使われる場合もありますが、海外FX業者を選ぶ上ではかなり重要な要素になります。
というのも管理人は石橋を叩かなかったがために、海外FXデビューで出鼻をくじかれたんですよね。
「え?ボーナスで5万円ももらえるの??」
「しかもこの業者、スプレッドもめちゃくちゃ狭い!よし口座開設!」
「成績も順調!3日で10万円が20万円に増えた!」
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順風満帆かに思えた管理人に待っていたのは、業者による出金拒否・連絡無視でした。
利益を出金できないだけならまだしも、入金した10万円も未だ返ってきていません…。
「自分と同じ過ちを犯す人を1人でも減らしたい」
そんな思いから、当ページでは管理人(海外FX歴9年目)が厳選した安心・安全に取引できる優良な海外FX業者を3つ紹介することにしました。
もちろん「なぜ優良だと言えるのか」選んだ基準についても力説しているので、最後まで読んでみてください。
心配性の人のために下記のページも用意しているので、あわせて参考にしてみてください。
▼「海外FXに詐欺業者は存在するのか」について、管理人が思いの丈を述べています。
→海外FXは詐欺のいわくつき?出金拒否・口座凍結トラブルの真相に密着
▼「海外FXは金融庁に登録していないから危険」という考えについて、管理人が一刀両断しています。
Contents
安全に取引できる優良海外FX業者を3つ厳選

後述しているポイントをふまてて、管理人が胸を張って「取引しても大丈夫!」といえる海外FX業者を3つ紹介していきます。
- 金融ライセンスに登録しているかどうか
- 運営歴が短くないかどうか(運営開始が古いかどうか)
- スポンサー契約があるかどうか
- 過去に出金拒否などのトラブルがないかどうか
- 信託保全(資金補償)があるかどうか
→各ポイントの説明を先にチェックする
(※タップ・クリックでスクロールします。)
XM(XM Trading)―全世界で100万人以上が取引している業者

ライセンス | セーシェル金融庁 ※グループ全体でCySEC(キプロス)、FCA(イギリス)に登録 |
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運営開始 | 2009年 |
スポンサー契約 | あり (ウサイン・ボルト氏) |
出金拒否などのトラブル歴 | なし |
信託保全 | あり (全額補償) |
【XMのその他の特徴】
- 最大レバレッジ888倍で追証なし
- 新規口座開設で3,000円の未入金ボーナスがもらえる
- 入金額と同額のボーナス(100%入金ボーナス)がもらえる
- 約定率100%で滑り知らず
- 完全日本語対応で英語不要
※XMについては下記のページで管理人が超詳しくレビュー・評価しています。
HotForex―世界で実績を作って悠々自適に日本上陸

ライセンス | セーシェル金融庁(日本人向け法人) ※グループ全体でCySEC(キプロス)、FCA(イギリス)に登録 |
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運営開始 | 2008年 |
スポンサー契約 | あり (エリナス氏) |
出金拒否などのトラブル歴 | なし |
信託保全 | あり (500万ユーロまで) |
【HotForexのその他の特徴】
- 最大レバレッジ1000倍で追証なし
- 「キャッシュバック×入金額が倍」のボーナスキャンペーン実施中
- 今なら新規口座開設で50ドル(6,000円相当)の証拠金がもらえる
- ドル円平均0.8pipsのコストで取引できる口座が利用できる
※HotForexについては下記のページで管理人が超詳しくレビュー・評価しています。
iFOREX―日本上陸から20年超えの老舗ブローカー

ライセンス | BVI(英国領ヴァージン諸島) ※グループ全体でCySEC(キプロス)に登録 |
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運営開始 | 1996年 |
スポンサー契約 | なし |
出金拒否などのトラブル歴 | なし |
信託保全 | なし |
【iFOREXのその他の特徴】
- 最大レバレッジ400倍で追証なし
- 口座残高が0になるまでロスカットされない
- 億超えの出金報告あり!ギャンブルチックなトレードに最適
※iFOREXについては下記のページで管理人が超詳しくレビュー・評価しています。
海外FX業者の信頼性を見極めるポイント5つ
①金融ライセンスに登録しているかどうか

ライセンスに関しては、
- グループ全体
→権威性が高いライセンス(※1)登録があるか - 日本人向け法人(※2)
→マイナーかどうかに関わらず、1つ以上のライセンス登録がある
の2点を確認するようにしましょう。
以下当サイトで紹介しているライセンス一覧になります。
日本人向け法人がライセンス登録している時点で一定以上の信頼性アリ。
金融グループ全体で別の厳しいライセンスに登録していれば、信頼性はより盤石だといえます。
(※1)権威性が高いライセンスに関する補足
ライセンスは「どこの国で登録するか」で登録難易度が異なるのが特徴。
上の表にてオレンジで色付けあるしてある2つのライセンスは世界的にみても登録や維持が難しいことで有名です。
■FCA(英国金融行動監視機構)
資本金や事業計画の審査など、厳しいハードルを突破しないと登録できない。
また登録企業に定期的な経済状況の提出を求めている。
(参考:UFJリサーチ&コンサルティング「諸外国における金融制度の概要」130~135頁)
■CySEC(キプロス証券取引委員会)
登録企業にはヨーロッパの金融規制を定めたESMA(欧州証券市場監督局)のガイドライン遵守を徹底させている。
また問題のある企業からは容赦なくライセンスを剥奪していることで有名。
(参考①:CySEC、特定の管理期間にESMAのガイドラインを採用)
(参考②:ACFXがライセンス一時停止から事業停止へ)
(※2)日本人向け法人に関する補足
上述した”権威性の高いライセンス”を発行している金融機関は、他の先進国の金融監査機関と連携が密接です。
日本の金融庁から「日本人を相手に取引しないでくれ」と言われているので、仕方なく日本人向けの別法人を作って対応しています。
反対に、そこまで締め付けが厳しくないライセンス(上述したベリーズやニュージーランド)に登録している業者は、法人を分けずに日本人向けサービスを提供しています。
日本人向け法人を作ることで、急に日本人と取引できなくなるリスクを回避しているぞ!
たとえば昔低スプレッドで一世を風靡したPepperStoneは、登録しているASIC(オーストラリア証券委員会)の都合で急に日本人向けサービスを停止したんだ…
ASICも日本の金融庁の圧力を受けたんだろうな。
PepperStoneが事前に感知して法人を分けていたら、今でもPepperStoneは健在だっただろう…
②運営歴が短くないかどうか

「どれだけ長く海外FXのブローカー業務を営んでいるか」は業者の信頼性に直結します。
長く運営を続けているということは、長い間トレーダー・顧客に支持されてきた証。
インターネット全盛期の昨今、何かやらかした場合はスグに悪評が広まって淘汰されてしまいます。
もちろん運営歴は長ければ長いにこしたことはありませんが、具体的な目安として管理人は3年以上続いているかどうかをチェックするようにしています。
【海外FX業者の運営開始年一覧】
業者名 | 設立年 |
---|---|
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2009年 |
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2008年 |
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1996年 |
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1996年 |
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2013年 |
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2013年 |
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2014年 |
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2009年 |
③スポンサー契約があるかどうか

有名選手やスポーツチームとスポンサー契約しているかどうかも、業者の信頼性を測る上で1つの指標になります。
スポンサーはいわば選手やチームにとっての顔。
契約している企業が何か不祥事を起こしてしまったら最後、自分たちの自身にもバッシングの火の粉がふりかかることに…。
世間体や地位を損なわないために、契約する企業の状況を厳しくチェックしていると考えられます。
特に現在誰かしら、どこかしらと契約している企業であれば一定以上の信頼性があるといいでしょう。
上でも記載していますが、XMとHotForexはアスリートやスポーツチームと現在スポンサー契約を結んでいます。
【スポンサー契約を結んでる海外FX業者】
■XM
2016年から「ウサイン・ボルト氏」と3年間のスポンサー契約を締結。

■HotForex
レースドライバー「エリナス氏」と現在もスポンサー契約を継続中。

スポンサー契約を結ぶには多額のスポンサー料が必要になるぞ!
たとえばサッカー日本協会とスポンサー契約を結んでいる「キリン」は、現在年間25億円を支援している。
(参考:「キリン」200億円支援 日本協会と7年9ヶ月パートナー契約)
それぞれスポンサー料は非公開だが、それなりの金額を出資していると考えられるぞ。
裏を返せば「スポンサー料を払えるくらい資金力がある業者」だとも言えるな!
④過去に出金拒否などのトラブルを起こしてないかどうか

「2度あることは3度ある」ということわざがあるように、過去の業者のトラブルについて調べるのも重要。
もちろん「トラブルをきっかけに改心する」というパターンもありますが”いわくつき”の業者は利用しないほうが賢明です。
現状当サイトで紹介している海外FX業者は、今まで”悪質な※“トラブルを起こしてないので安心して下さい。
※“悪質な”と表現した意味
実は出金拒否には以下の2つのパターンがあります。
- トレーダー側に落ち度があって出金拒否されるパターン
(利用規約違反やトレーダーの勘違いなど) - 業者都合で理不尽に出金拒否されるパターン
①に関しては業者側は悪くないので、②のパターンと差別化するために”悪質な”と表現しました。
たとえば先程紹介したXMは、システムエラーを逆手にとった取引で利益をあげたトレーダーに”至極真っ当な”出金拒否で対応した過去があります。
※システムエラーを利用した取引は、XMに限らず全海外FX業者で規約違反
管理人は海外FXの情報を発信していく上で、トラブルを起こした業者を紹介しないことを徹底している。
たとえばIronFXという海外FX業者。
- 2004年設立の老舗ブローカー
- グループ全体で英国FCAライセンスに登録
とパッと見て信頼性が高そうだが、調査を進めるうちに20億~30億の顧客資金未払いが発覚したことで紹介を見送ることにした。
下記は未払い騒動の時のデモの様子である。
(実際のデモの様子。参考:http://www.85wz.com/3177)
⑤信託保全(資金補償)があるかどうか
信託保全とは、万が一業者が破綻した時に預けた資金を補償してもらえる制度のこと。
資金補償がある業者を選んでおけば、トレーダーの取引資金は安全だといえます。
【海外FX業者の資金補償内容一覧】
業者名 | 資金補償の内容 |
---|---|
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全額補償 |
![]() |
500万ユーロまでの補償 |
![]() |
全額補償 |
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5万ユーロ(約650万円)までの補償 |
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入金額全額の信託保全 (利益分は信託保全の対象外) |
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2万ユーロ(約260万円)までの補償 |
実は資金補償の仕組みを導入するためにはお金がかかるんだ。
仕組みを整えるために人件費がかかるのはもちろん、補償が実行されるように外部の監査企業ともお金を払って契約しないといけないしな。
わざわざ資金補償を取り入れている業者からは「お客さんには何より安心して利用してほしい」という思いがにじみ出てると言えるな。
海外FX業者の信頼性を見極める上で誤解しやすい注意点
受賞履歴は当てにならない

よく「ウチはこれだけの賞を獲得してますよ!」とアピールしている業者がありますが、気にしなくてOKです。
賞は申請料を払えば高い確率でもらえるものなので、受賞履歴だけでは業者の信頼性を測れない部分があります。
豪華なトロフィーや盾の数々に惑わされずに、上述した5つのポイントで海外FX業者を判断するようにしてください。
【補足:受賞の仕組みをモンド・セレクションを例に解説】
モンド・セレクションにおける2017年のデータは以下の通り。
- 応募総数:2820
- 受賞数:2584※
※モンドセレクションには「最高金賞」「金賞」「銀賞」「銅賞」があるが、銅賞以上を受賞した数
応募総数のうち、約92%が受賞していることがわかりますね。
このことからも受賞履歴はそこまで神格化する必要がないといえます。
(参考:モンド・セレクションHP)
日本の金融庁に無登録かどうかは関係ない
海外FX業者の信頼性・安全性を測る上で、日本の金融庁のことは気にしなくてOKです。
そもそも25倍以上のハイレバレッジでの取引を許容している以上、日本の金融庁への登録は不可能。
無登録なのは当たり前です。
また日本の金融庁が海外FX業者を「無登録業者」として注意喚起しているのにも、具体的な根拠がありません。
海外FX業者と日本の金融庁の絡みについては、下記のページで詳しく解説しているので参考にしてください。
→金融庁VS海外FXのせめぎ合い!無登録だから危険?違法性はある?
安心して安全に取引できるかどうかは、あなたの海外FX業者選び次第!
ここで紹介した海外FX業者の選び方は、管理人が9年間海外FXに身をおいて得た知識の集大成です。
- 金融ライセンスに登録しているかどうか
- 運営歴が短くないかどうか(運営開始が古いかどうか)
- スポンサー契約があるかどうか
- 過去に出金拒否などのトラブルがないかどうか
- 信託保全(資金補償)があるかどうか
この5つを念頭に海外FX業者を選べば、あなたのお金をもあなた自身も危険にさらされることはないでしょう。
このページを読んだ方が5年後も10年後も笑顔で海外FXライフを送っていることを切に願って、今回は締めくくりたいと思います。
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